Sunday 14 December 2014

味付けはドレッシングで

いよいよ次の週末に迫った、「何がすごいの?シェイクスピア!」

私は、演出するとき、よく、原文の意味を説明します。
今回は、出演者から、「味付け」という日本語の原文を尋ねられました。

「何がすごいの?シェイクスピア!」は、
霊界から降りてきたハムレットが、
観客をシェイクスピアツアーに連れていく、という設定。

その中で、たくさんのシェイクスピア作品が登場します。

「味付け」は「ヴェニスの商人」に出てくるセリフ。

それについて、出演者の森ほさちが、動画で語ってくれます。



味付け。

シェイクスピアはdressing という単語を使いました。
サラダのドレッシング、と同じです。
もちろん、ドレスを着せる、という意味でも。
(サラダにドレスを着せるんですね、かわいい)

ポーシャ、という女性が、男装して使う単語なのです。
だから、とても女性的ですよね、ドレスと食事に関わる単語を選ぶなんて。

男性が喋っていたら、dressing は使わなかったかもしれません。

シェイクスピアは、こんなところでも、言葉のマジックを使いました。

皆さんも、英語であれ、日本語であれ、言葉を選ぶときは、
遊び心で選んでみましょう。


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