Thursday 30 April 2015

「お気に召すまま」恋愛講座

なんか恋愛って難しいのよね。
とくに、固定観念っていうかさ、
男はこうあれかし、
とか
女はこうでなくっちゃ、
とか。
本当は「私」は違うのに、
相手の思い込みの通りにしなくちゃならないの?

その答えはこちら。
シェイクスピアが430年も前に書いていた喜劇「お気に召すまま」に。
2015年6月5〜7日
「お気に召すまま」
絵本塾ホール

2015年6月5〜7日
「お気に召すまま」
絵本塾ホール

Thursday 23 April 2015

拝啓 西本裕行様



本日の舞台初日でお目にかかれるのを楽しみにしておりましたのに
あまりにもあっけなく、逝ってしまわれたのですね。

このお芝居の稽古がお休みの19日、日曜日。
このお芝居の出演者である坂本岳大くんが、
6月の私の芝居のリハーサルに、稽古休みを利用して、来てくれました。

私 どう、初日に向けて?
岳大 いや、もうたいへんっすが、面白いですよ。西本さんとか、もうすごい勢いでセリフ入れてこられて、「僕、今日は大丈夫だったでしょう?」とかおっしゃって。

というお話をして、みんなで西本さんの演技を拝見するのを本当に本当に楽しみにしておりましたのに。

その日曜日、帰宅してみたら、連絡があり、急逝を知りました。

西本さん、
私、「お気に召すまま」をやるんですよ。

西本さんと初めてご一緒した作品です。

私は通訳として劇団昴のシェイクスピアに参加して、
まだまだ拙い通訳で、西本さんはさぞ歯がゆい思いをなさったことと存じます。
暖かさと脆さと激しさの同居する、そして決して負けない強さをお持ちの、
本物の俳優でいらっしゃいましたね。

そういえば、あのときの「お気に召すまま」でも、
西本さんは、兄公爵と弟公爵のひとり二役を演じてらっしゃいましたね。

今回の私の作品でも、とても優れた演技術を持つかたが公爵を、兄弟二役で演じます。

西本さんという素晴らしい俳優に接することのできた「お気に召すまま」を
私がやってみよう、と思った矢先に、もうここにはいらっしゃらないなんて。

ああ、西本さんともっともっとご一緒したかったです。
私の昴での使命作品では、西本さんとはなかなかご一緒できず、
それが心残りです。

ですから、あの「お気に召すまま」が
私には、西本さんの唯一の思い出なのです。

その唯一の作品で、たくさん、たくさん、学ばせていただきました。

今回の「お気に召すまま」で
そうか、そうか、と微笑んでいただけるよう、素直な作品作りをしたいと思っております。
どうぞ、天国から、眺めてお護りください。

お昼寝をなさったまま、息を引き取られたと伺いました。
もしかしたら、まだ、ご自分はお昼寝の最中だと思っていらっしゃるかもしれませんね。

「ハムレット」の最後のホレイショのセリフが、まさにふさわしい。。。

Now cracks a noble heart.  
Good night, sweet Prince,
and flights of angels sing thee to thy rest.

Sunday 12 April 2015

ロンドン大学修士号を持つ演出家へ

三輪えり花がなぜ、
プレゼンスの重要性を伝えるメールマガジンを
発行しているか、
いよいよ最終回です!

*****

カナダで出会ったシアター・イン・エデュケーション。
これを日本に普及させたいと
ロンドン大学の大学院(演劇科)に進み
全てを把握しなくてはならない演出家というコースを選び、
結果として、
現場に出る演出家になりました。




劇団昴において
演出家としての活動を始めてすぐに
文化庁派遣芸術家在外研修員の
演劇関係者としては初の2年派遣員として再び渡英、
ロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマチック・アート(RADA)、
ロイヤル・オペラ・ハウスを本拠地に
演出・演技・演技教育を
超有名演出家たちの教えを受けながら学びました。

帰国してからは
様々な大学の目に留まり
多くのかたに演技表現を伝えることとなり
オペラ歌手・バレエダンサー・俳優・
一般学生・小学生・社会人・教育者と
あらゆる層にて教えた人数は
5000人以上に上ります。
(述べ人数ではなく)

劇団昴を離れてからは
ACTURE(アクテュア)という
ライブアートプロデュースカンパニーを立ち上げ
シェイクスピアやオペラといった
クラシックな舞台芸術を
現代的に楽しんでいただく企画を立て
自分も演技表現者として活動を始めました。

また、英語の通訳・翻訳家として
海外の演出家・作家・プロデューサーとの
交流も行っています。

今では、自分が本当にやりたかった夢
・・・
「誰もが自分の存在に自信を持って
同時に相手の存在も大切にする社会」を
演技表現術や演出術からお手伝いする
・・・
プレゼンスの重要性を伝える演出家、三輪えり花と
なることができました。

*****

長きにわたって、書いてまいりましたが、
なぜ私が皆さんにプレゼンスの重要性を
お伝えしようとするようになったのか、
お分りいただけましたでしょうか?

次回からは、また、
プレゼンスを輝かせるいろいろな要点を、
レッスンスタイルをたくさん取り入れて
ご紹介します。

どうぞお楽しみに!

Saturday 11 April 2015

紅茶 ヨギ

春の気温の急変に、体調を整えておこうと、こちらのお茶をいただきます。
ラベルをクリックすると、お茶のウェブサイトにいけますよ。


内容を見ると、まるでクリスマスのローストビーフ用のハーブですね。


見た目も、いかにも健康草。



生姜とカルダモンの香りがたっぷり!
これも、トキシンキラーティーのように、体調が優れていない方が、
香りが魅力的かもしれません。

嗅覚は、体が欲しているものを良しとするのですね。



スパイシーです。
コショウと生姜で、舌がピリピリします。
でも、一家にひと瓶、あるといいかな、と私は思います。



Sunday 5 April 2015

運命を変えたシアター・イン・エデュケーション

怠けたくて、遊びたくて、
逃げて逃げて逃げて
たどり着いた演劇科。


音楽プロデューサーとかならなりたいかな、
と漠然と思いつつ、
努力しないで済むところは・・・と
流れ落ちた感じで入り込んだ演劇科。

それは運命でした。

そもそも日本社会に馴染めなかった私は、
海外でなら大丈夫だろうと思っていたのです。

でも、もちろん、ダメ。
どこにいても異端者。

自分を表現するのが怖くて、
周りの子達の冗談を、
私へのイジメだと解釈したり。

そんなとき、
シアター・イン・エデュケーションの授業で
私がした演技が、
皆の笑いを誘いました。

いつもなら
「笑われた・・・」
そう思って傷つくのですが、
この時は
「笑いをとった!」
と、思えたのです。

自分が笑われる、
と捉えるのではなく、
人を笑わせる自分、
と捉えることができた。

その時、
演劇って、
なんて人を開かせるパワーがあるのだろう!

静かで力強く深い感動を味わいました。

その時、
日本でも義務教育から演劇があれば、
子供の社会性を育むことができるんじゃないか、
私のように、繭の中にいたまま、
どうしていいかわからず
年齢だけ上がっていってしまう、
という人は少なくなるんじゃないか、
と感じました。

演劇が教育でできること、
つまりシアター・イン・エデュケーション
という
当時は非常に新しかった概念を
日本にも広めることに
私が力を尽くせるんじゃないかな、と。

逃げて潜り込んだ先で、
私は宝石に出会ってしまったのですね。

なんて素晴らしい運命!

Wednesday 1 April 2015

紅茶 トキシンキラー

昨日のワインジャムドリンクのせいでひどい頭痛に悩まされました。
今朝も頭が重苦しかったので、これをいただきます。

デトックスのためのお茶ですね。
(トップ写真をクリックすると、お店のサイトに飛びます)


聞いたことのないような葉っぱがいろいろ入っています。

ハーブティーの中でも、ほんとに薬としてのお茶のような、
苦味のある香りがします。
それをローズヒップやバラやハイビスカスが和らげています。




茶葉は細かい。
古来からのヨーロッパの、葉っぱを薬にして飲む、という感じが
ダイレクトに伝わってきます。

体調が悪いときは、こういう苦味のある香りは、却って好ましい。
あー、こういうの欲しかったー、と思える感じ。



熱湯を注いで5分蒸らして、しっかり抽出します。


色はわりと濃いめ。
不思議な細かい葉っぱがいろいろ入っているので、普通の茶漉しですと、
かなり細かくカップに入ってしまいます。

味は、首と肩の異様な張りから来るような頭痛には、とっても美味しかった!

もしかしたら、正常な時は、刺激が強すぎて、要らない、と思えるかもしれません。
でも、首と肩が張りやすいかたには、ちょっとした常備薬代わりに置いておきたいお茶です。