Saturday 25 October 2014

O happy dagger 英語は喋って身につける

O happy dagger,
This is thy sheath; there rust, and let me die."

「おお、運の良い短剣、ここがお前の鞘。そこで錆びつき、私を死なせて」

ロミオの死で、絶望の内に自らを刺す間際のジュリエットのつぶやき。Romeo&Juliet5-3

ちょっと使えるのが一行目。

O happy dagger

幸せ、というポジティブな単語と、
短剣という危険な物体を合わせることで、人生の皮肉が表現されるのです。

O は、シェイクスピアでさえも言葉を思いつけなかった、それくらい深い感情の塊を表します。

短剣に向かって、君は幸せ者だよ、私の胸がお前の鞘、つまり、私を刺し貫けるんだから、とかなりエロチックなイメージです。

それから、let の使い方ですね。
レットの次の単語が対象になって、そいつに、そうさせてやって、という構造になるんですね。
ビートルズの LET IT BE は、そいつに、BE (現状のまま)にさせてやって=あるがままに、という意味だし
大流行りした「アナと雪の女王」の LET IT GO は、そいつに、GO 行かせてやって=手放してしまおう、という意味だし、
let me die では、私を死なせてやって、となります。

みなさんも、let を使って、何か文を作ってみましょう。

Let me cook. 私に料理させて。

Let me. 単独でも使えますよ。
誰かが何かしているのを代わりにしてあげる時、「ほら、貸して」と言って、やってあげるでしょう? あんな時には Let me!

子供達に、何か面白いゲームを見せて、やってみたいひと〜Who wants to try?とか言うと、「はい、はい!」と子供達が手を挙げますよね、あれも Let me!  Let me! です。



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