今日のテーマは、「ピアノの発表会はプレゼンスの始まり」
演出している音楽劇『マレーネ』が上演中です。
ピアニストは、ただの伴奏ピアニストとしてではなく、
劇中に、常にマレーネの音楽伴侶として出演している、という設定です。
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マレーネのピアニスト、ビリー 楽屋でもしっかり練習中 |
皆さんは、子どもの頃、ピアノの発表会に出たことがありますか?
学芸会での、なにか発表でもいいです。
その時のことを、憶えていますか?
間違えないように!
失敗しないように!
親や先生にそう言われて、
いやいやながら練習を「させられて」。
そうしてできあがったものは、
間違えないことと
失敗しないこと
だけを表現する、とてもつまらないものになってしまいます。
でも、
この曲は、こういう風に弾きたい!
この発表では、これを伝えたい!
そういう思いがあれば、
発表は必ず相手に好印象を残します。
皆さんが上がってしまった時、
プレゼンテーションなどで失敗してしまう時、
「これを伝えたい」「こういう風に表現したい」を
持っていたでしょうか?
大事なのは
方法ではなく
中身。
よく言われることですが、
その「中身」とは、
あなた自身が、
その中身に、こだわりがあるかどうか、
なのです。
『マレーネ』のピアニストも、もちろんこだわりの人。
とくにグリッサンドは抜群です。
* グリッサンド、とは、ピアノの弾き方のひとつで、鍵盤を下の音から上の音へ(あるいはその逆)じゃららららららららっと、撫でるように弾くこと。かっこいい。とても難しい。三輪えり花は、できません。指、痛い。
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