Wednesday, 12 November 2014

知らない場所

みなさん、こんにちは、あなたの魅力を引き出す演出家、三輪えり花です。

今日のテーマは: 場所のステイタス



舞台を演出する時、私が気にかけるのは、その、場所のステイタスです。

ステイタスとは人間関係のことですが、じつは、場所にもステイタスがあるのです。

居酒屋と高級レストラン。
下座と上座。
小さな部屋と広い部屋。

低いステイタスと、高いステイタス。

低いほうが、そこにいて気が休まる場合が多いので、
ステイタスが低いというのは、悪いことではありません。

ステイタスの高い場所にいると、自分のステイタスも上がった気分になります。
それもまた、ステキですよね。

一方で、低いステイタスの場所にいて、自分の方が偉くなった気持ちになるときもあります。
汚い路地に、ぺっと唾を吐けるのは、低い場所のステイタスに対して、あなたのステイタスが高いからです。

高いステイタスの場所にいて、自分がいやに低くなった気持ちになるときもあります。
由緒正しい豪華な建物の中や、裁判所などで、縮こまってしまうのは、
場所のステイタスの高さに圧倒されて、あなたのステイタスが低く感じられるからです。

ステイタスの高い低いは、良い悪いとは、無関係だということは憶えておきましょう。

その場所によって、その人の気持ちがどういう状態になるのか、ステイタスという観点から表現すると、観客には、その人のことや、その場所のことがよくわかって頂けます。

ご自分は、どんな場所で、どんなステイタスの高さを感じるか、チェックしてみてはいかがでしょう?

場所のステイタスは、あなたのプレゼンス、つまり存在感に大きく影響するのです。











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