きょうは4時間もの演技体験ワークショップを行いました。
男性ばかりのお申し込みだったので、用意したのは、男性二人の場面です。ウォームアップやコミュニケーションゲーム、呼吸や発声練習を随所に組み込みました。
棒を使っての基本的なコミュニケーションエクササイズの様子をご紹介します。
ペアになり、1本の棒の端を人差し指のみで支え、動きます。 はじめは、棒を支えて上下するだけだったのが、棒の角度を変えはじめます。 |
そのうちに、身体の高さを変えはじめます。 床まで膝を落とすのは、重力に対してしっかり足腰を使うので、かなり難しい。 |
棒をもう一本増やして、4人で三本を操ります。 チーム一体となって、棒を落とさない、ということを目的にします。 「誰かが落とした!」という勝ち負けのゲームではありません。 難しい姿勢になった時、その人を助けるためにどう棒を動かせば良いのか、全員が考えます。 |
さらにスムーズになると、より狭い空間を作ったり、隙間をくぐったり、 独創的にいろいろ動くのが面白くなってきますよ。 |
こうして相互信頼関係を築いてから、5分ほどの場面を読んでみます。
声をどんな風に使えばいいのか、自分で疑問が湧いたところで、
呼吸と発声のエクササイズを挟みました。
喋るためには、通常の、生命維持のための呼吸とは異なる呼吸が必要です。
そしてそれは、歌のための呼吸やスポーツのための呼吸とも異なります。
(全く異なるわけではありません)
それから、実際に動いてみながら、セリフを言っていくと、
徐々に「演じる」という面白さが見えてきます。
一言のト書きの中にも、いろいろ演じるポイントがあることを見つけたり。
喧嘩の場面にも緩急があったり。
寝起きの二人の寝起き度が違うことを見つけたり。
あるエクササイズは、演出家がワイワイいうよりも、
俳優が自発的に役柄や場面の様々な可能性を発見することができ、
みんな、その発見に喜びの驚きを感じていました。
とても有意義だった、
もっと続けて行いたい、
時間が短く感じられた、あっという間!という声を皆さんから頂きました。
今回は、全くの初心者から久しぶりにセリフを言うオペラ歌手まで、幅広くお集まりいただきましたが、男性ばかりだったこともあるのでしょうか、あっという間に打ち解けました。
春休み特別企画で月曜の午後に贅沢に時間を使いました。
次の企画をお楽しみに!
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