Monday, 2 March 2015

演技体験クラス、楽しかった!!!

きょうは4時間もの演技体験ワークショップを行いました。
男性ばかりのお申し込みだったので、用意したのは、男性二人の場面です。

ウォームアップやコミュニケーションゲーム、呼吸や発声練習を随所に組み込みました。

棒を使っての基本的なコミュニケーションエクササイズの様子をご紹介します。

ペアになり、1本の棒の端を人差し指のみで支え、動きます。
はじめは、棒を支えて上下するだけだったのが、棒の角度を変えはじめます。


そのうちに、身体の高さを変えはじめます。
床まで膝を落とすのは、重力に対してしっかり足腰を使うので、かなり難しい。



棒をもう一本増やして、4人で三本を操ります。
チーム一体となって、棒を落とさない、ということを目的にします。
「誰かが落とした!」という勝ち負けのゲームではありません。
難しい姿勢になった時、その人を助けるためにどう棒を動かせば良いのか、全員が考えます。






さらにスムーズになると、より狭い空間を作ったり、隙間をくぐったり、
独創的にいろいろ動くのが面白くなってきますよ。



















こうして相互信頼関係を築いてから、5分ほどの場面を読んでみます。

声をどんな風に使えばいいのか、自分で疑問が湧いたところで、
呼吸と発声のエクササイズを挟みました。

喋るためには、通常の、生命維持のための呼吸とは異なる呼吸が必要です。
そしてそれは、歌のための呼吸やスポーツのための呼吸とも異なります。
(全く異なるわけではありません)

それから、実際に動いてみながら、セリフを言っていくと、
徐々に「演じる」という面白さが見えてきます。

一言のト書きの中にも、いろいろ演じるポイントがあることを見つけたり。
喧嘩の場面にも緩急があったり。
寝起きの二人の寝起き度が違うことを見つけたり。

あるエクササイズは、演出家がワイワイいうよりも、
俳優が自発的に役柄や場面の様々な可能性を発見することができ、
みんな、その発見に喜びの驚きを感じていました。

とても有意義だった、
もっと続けて行いたい、
時間が短く感じられた、あっという間!という声を皆さんから頂きました。

今回は、全くの初心者から久しぶりにセリフを言うオペラ歌手まで、幅広くお集まりいただきましたが、男性ばかりだったこともあるのでしょうか、あっという間に打ち解けました。

春休み特別企画で月曜の午後に贅沢に時間を使いました。
次の企画をお楽しみに!

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