あまりに声域が低いので、ミュージカルやソウルのような、きらびやかな低音を好む世界から求められてここのところ、クラシックからは遠のいていたのですが、今回、急なキャスト変更に伴い、急遽参加してくださいます。
実は三輪えり花も、市村さんのクラシック低音は、昨年10月の「オペラ遊びがたり」で、モーツァルト作曲「魔笛」ザラストロのアリア一曲しか聴いたことがありませんでした。
が、本日初めての音楽稽古、ブランクを感じさせない素晴らしい出来で、いや、この人、ものすごい、本物だ、と舌を巻いた次第です。
単語が感情と共に伝わってくる、発音が美しくて明確、言葉による表現と音楽がピッタリあっている。
おまけに、身体がよく動くのと、ドイツ・イタリア暮らし(音楽留学)のおかげで、オペラは映画と同じくらいリアルに動いて、歌を台詞のように聞かせるものだ、という私の考え方とそっくり同じなので、動く演技を自らどんどん提案してくださるので、ますます楽しくなりそうです!
若手歌手たちはすっかり触発されて、今日一日だけでもぐん、と良くなりました。
やっぱり、イタリア語と音符はこう使う、というのを現場の人が歌うのを聴くと、じゃあ、自分も取り入れよう、という良い刺激になるのですね。
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