第1話「ライオンと魔女と大きなたんす」を英語教材にしました。
耳で聞いて憶えて、それをお芝居にして発表するための教材なので、
物語を、1センテンスずつ、英語と日本語で交互に吹き込んでいくのです。
例えば:
I -- I got in through the wardrobe in the spare room.
えーと、空き部屋の大きなたんすに入ったらここにきちゃったんです。
という具合に録音されます。
で、私の役割は、
・日本語台本作成(ラボセンターと共同)
・英語台本作成(原作を短くするので、英語を書き直す)
・配役
・演出(役柄の解釈、どんな風に言うか、どう盛り上げるか、等々ラジオドラマの演出と同じ)
・歌の歌詞(英語・日本語:日本語はラボセンターと共同)
です。
英語チーム・日本語チームともにあっという間に仲良くなりまして、
ものすごく楽しくうまく録音作業が進み、
大変質の高い作品に仕上がったと思います。
日本語チーム(全員舞台人なので通例に則り敬称略) 奥の男たち 左から: 永井誠(タムナスさん)、伊藤和晃(ビーバーさん)、ルーサー"No.1"市村(アスラン)、 小山武宏(ナレーター&教授)、岩田翼(ピーター) 女性たち 左から: 吉田直子(スーザン)、関泰子(エドマンド)、三輪えり花、安奈淳(白い魔女&ビーバー奥さん)、 染谷麻衣(ルーシー) |
合唱指揮はなんと市村さんがやってくださったのですが、さすがに上手くてびっくりしました。
日本語合唱指揮中のルーサーさん |
驚異的な才能の音響スタッフたち |
安奈ファンのために。お茶目な安奈さんを・・・ 翼が睨んでいます。 ルーサーさんが小学生みたいです。 |
安奈さんはなにを謝っているのでしょう??? おかまいなしにカメラ目線の岩田翼。 目しか映ってない人もいるんですけど。 |
歌の収録中 ルーサーさんは英語の歌も日本語の歌も吹き込みました。 見事な美しい発音でした。 牟岐先生は古楽器を用意してくださって、 古楽器の生演奏での歌と、現代オーケストラ演奏での歌と 両方を何度も歌えたルーサーさんは久しぶりの生オーケストラとの共演に感動していました。 |
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ラボ教育センターという株式会社がありまして、
ここは子供が家庭と地域社会の中で、語りや真似を通して言葉を学び取っていく過程にいち早く注目し、それを外国語習得にも活かせないかと、音声教材を作っています。
おもしろいのは、「家庭と地域社会の中で」というポイントで、母親のような役割の人(テューター)の元に地域の子供たちが集まって、そこでその英語教材をみんなで聴いて、それを劇にして発表するという仕組みです。
劇にして発表するので、自分の演じる役の気持ちや、物語の進んでいく様子、他の登場人物の気持ちを考えたりしながら台詞を憶えます。
そう、人の気持ちの理解できる人間、社会性のある人間も育てられる!という素晴らしい仕組みなのです。
私も実はこれに10歳のときに参加し始め、ここで英語を学びました。
私の演劇もここがベースになっています。
ラボセンターの屋台骨 W氏 彼の熱意と知識とセンスがあって、この作品は完成しました! |